(VOVWORLD) - これまで、ホーチミン市の複数の短期大学や大学はオンライン教育を導入し、学生たちは遠隔授業か教室での授業かを選ぶことができます。しかし、新型コロナウイルス感染症の発生後、いくつかの学校ではオンライン教育が強制的に導入されました。
教師と学生は授業の調整や、情報技術の活用能力の向上、オンライン・ディスカッションの開催に力を入れてきました。これにより、教育と学習の維持が図られた上で、学生がソフトスキルを鍛えることができるとしています。
ホーチミン市の技術師範大学は長年にわたり、オンライン教育を行なっています。新型コロナ感染が拡大したことを受け、同校はオンライン教育を義務付けてから、教師と学生が全員参加するようになりました。毎日、学習管理システムを通じて、延べ23万5千あまりのインタラクションがあります。ホーチミン市の技術師範大学の機器・製造科を専攻する3年生のファム・クォク・カインさんは「疫病が流行している背景の中で、遠隔授業への参加により、学習が断絶することはなかった。また、遠隔授業への参加に際し、学生はソフトウェアの使用能力を向上させなければならない。これは重要なスキルである」と明らかにしました。カインさんの話です。
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「前は、教室での授業しか参加できなかったが、今は様々なソフトウェアを使用できるようになり、オンライン会議への参加もできました。また、ソフトウェアを利用して、オンライン・ディスカッションを行ないましたよ。」
先頃、新型コロナウイルス感染拡大への対策として、人の移動や集中が制限されたため、オンライン教育が義務付けられました。ホーチミン市の国際短期大学のグエン・ダン・リ校長によりますと、教育、学習の断絶を回避するため、教師と学生2千人あまりに対し、オンライン教育への参加を支援してきました。リ校長は次のように語りました。
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「我が校では遠隔授業で理論の教育が行なわれましたが、疫病収束後、学校で実習が行なわれます。オンライン教育を受けたことで、学生らは主体性を高めています。また、2ヶ月にわたるオンライン教育の結果、学生らに独習への意識が芽生えています。」
他方、バンヒエン大学でオンライン教育が行なわれた際、教師はできるだけ、授業をもっと分かりやすくするため、教育カリキュラムを調整しました。遠隔授業に参加した学生の割合は70%を超えています。
現在、遠隔授業は効果的な教育方法であり、教育、学習の断絶が回避することが狙いです。また、オンライン教育のお陰で、学生はソフトスキルを身につけるようになりました。